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特定健康診査を受けましょう〜毎年受けて、健康の自己管理を〜

2012年9月1日

利根中央病院

健康管理科 師長

須田 良子

 現在、利根沼田地域における生活習慣病による死亡者は、全死亡者数の6割を超えており、全国調査の比率と変わりありません。

 生活習慣の欧米化や高齢者の増加にともなって、心臓病や糖尿病などの生活習慣病の患者や予備軍が増え続けている事が原因として考えられます。利根沼田の人口動態を見ても65歳以上の占める割合が全体の約4割(平成21年度)で、今後の疾病予防の働きかけが重要となります。

特定健康診査とは

 心臓病や糖尿病などの生活習慣病のほとんどは、高血圧、脂質異常、高血糖、内臓脂肪型肥満が原因です。こうした背景のもと、今までの健診では拾い上げていなかった内臓脂肪型肥満に着目した検査を行うため、2008年4月から、40歳から74歳までの公的医療保険加入者全員を対象とした「特定健康診査」(以下特定健診)と呼ばれる新しい制度が始まりました。「メタボ健診」という呼び方の方が、馴染みがあるかもしれません。内臓脂肪症候群を見つけ、特定保健指導に結びつけるための健診です。

健診の内容

・身体計測(身長・体重・BMI・腹囲)

・血圧測定

・身体診察

・血液検査(中性脂肪、HDL・LDLコレステロール、GOT、GPT、γーGTP、血糖、HbA1c)

・検尿(糖・タンパク)

 さらに右の項目に医師の判断で心電図や眼底検査、貧血検査が追加されます。

 従来の健診との比較では、腹囲の計測が追加されており、男性が85p以上、女性は90p以上の場合に、メタボリックシンドロームの基本条件を満たすことになります。

メタボリック症候群の判定基準

 基本的な考え方として、腹囲(おへその高さでの測定)に加え、@血糖値、A血圧値、B脂質異常値のうち二つ以上にあてはまる状態となった時に、メタボリックシンドロームと判定されます。

 メタボリックシンドロームの条件「特定検診.com」より。

     (URL:http://www.tokuteikenshin.com/)

生活習慣病連鎖(メタボリックドミノ)

 メタボリックシンドロームは互いに関連しており、発生に至る過程の解明が進んでいます。これを捉えたのが「メタボリックドミノ」という考え方です。肥満から高血圧、脂質代謝異常、糖尿病、動脈硬化が連鎖的に起こり、最終的には心筋梗塞や脳梗塞のような脳・心血管系の病気で倒れる。その一連の流れをドミノ倒しに例え、このように呼んでいます。

メタボリックドミノのイメージ  参考・図表引用:「特定健康診査ナビ」

URL:http://tokutei-kenshin.com/

保健指導とは

 特定健康診査の結果により、健康の保持に努める必要がある対象者に対する保健指導のことを言います。内臓脂肪症候群の予防や改善のため、対象者の状態に合わせた生活習慣改善に重点をおいた保健指導です。当院では、保健師・管理栄養士が、楽しく、保健指導を行っております。要指導となった場合には積極的に生活習慣を見直し、生活改善の機会として取り組みましょう。

沼田市では10月末まで

 当院では、沼田市の特定健診・後期高齢者健診を実施しています。電話予約または直接健康管理科で受け付けています。個人はもちろんですが、班会での団体申し込みも受け付けております。特に沼田市から発行された「特定健診受診票(受診券)」は10月までの有効期限となりますので、お早めにお申し込みください。班会で申し込みされた場合、結果説明を班会の中で行わせて頂きますので、地域での健康つくりに是非、ご利用ください。

 健康を失ってから悲しむのではなく、健康な今のうちに出来る生活習慣の改善に取り組みましょう。

 特定健診の際には、オプション(胸部レントゲン・心電図・骨密度・前立腺がん検査)もお勧めしています。年1回の健診で健康の保持・増進に努めましょう。詳しいお問い合わせは、利根中央病院健康管理科まで。

 

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