来院される皆さんへ
診療科のご案内
人間ドック・健康診断
医療活動ご紹介
総合支援センター
相談支援室
医学生実習
初期研修医募集
後期研修医募集
看護部のご案内
技術部門のご案内
健康情報

記事中でご紹介したピロリ菌の郵送検診は、2017年度で終了しました。

病院でのピロリ菌の検査は、今後も継続して実施します。

検査を希望される方は、利根中央病院内科外来へお問い合わせください。

また、人間ドックや健診のオプション検査でもピロリ菌の検査を受けることができます。

希望される方は、利根中央病院健診センターまでお問い合わせください。

人間ドックと各種健診の内容はこちらのページを、

金額についてはこちらのページをご確認ください。

お問い合わせ先

〒378-0012 群馬県沼田市沼須町910-1

利根中央病院 内科外来(受診)
  健診センター(人間ドック・健診)

TEL.0278-22-4321(代表) FAX.0278-22-4393(代表)  FAX.0278-25-9803(健診センター直通)

がん検診を受けましょう 〜精密検査が大切〜

2011年10月1日

利根中央病院
副院長

安藤哲

  現在、わが国の「がん」による年間死亡者数は30万人をこえ、県内では年間5000人以上の方が亡くなっています。群馬県では昭和60年より死因第1位を続けていますが、早期発見&治療のためのがん検診受診率は20%台と低迷したままです。

がん検診で早期発見・早期治療

  がん検診とはがんを発見することだけでなく、治療することを目的としています。無症状の健康な人ががん検診を行います。無症状の人のがんは進行がんが少なく、早期に発見し治療を行うことにより死亡のリスクを軽減できます。また、治療も進行がんに対して軽く済むことが特徴的です。検診のメリットには、「異常がないこと」を確認し安心することも含まれています。がん検診のデメリットはどうでしょうか。検診で100%見つかるわけではないこと、「擬陽性(ぎようせい:がんの疑い)」で不必要な検査を招くこと、検査に伴う偶発症(0%にできない検査による合併症)の危険性、「がんの疑い」とされることによる心理的負担などがあります。

外国と大差ある受診率

 日本と外国のがん検診受診率を見ると、検診のタイプ・方法、検診率の出し方等で一概に比較できませんが、英国・米国の子宮頚がん検診受診率を例にとると80%前後であるのに対して日本では21.3%(群馬県:24.2%)、乳がんでは70%前後に対し20.3%(同:24.4%)と大差を付けられています。利根沼田地域の市町村別がん検診率はどうでしょうか【図1】。

郵送で気軽に胃・大腸がんチェック

 がん検診は検査が簡便で、安全に行うことができ、検査の精度がある程度高いことが必要です。当院では全ての検診が可能です。

大切なことはがん検診を受けること、そして、陽性者・擬陽性者は精密検査を受けることが大切です。

胃がんのX線検診は、胃がん死亡率を減少させることが証明されています。それには30〜50%以上の受診率が必要で、沼田市の8.5%などの受診率で、しかも受診者が固定化している状況では検診の効果がありません。当院では胃がんリスク検診方法として「ヘリコバクターピロリ菌のチェック」を取り入れています。これは、胃がんそのものを検出する方法ではなく、胃がん・胃潰瘍等の原因となりうる「ピロリ菌」の有無を検出し、陽性者は胃内視鏡により病変の有無を診断・治療、また除菌を行い胃がんになるリスクを軽減させるというものです。大腸がん検診の便潜血反応と同じ考え方で、便を使えば同時に大腸がん検診もできる優れものです。

 さらに、自宅で気軽に受けていただけるように郵送検診も始めました。受け取った容器(大腸がん検診用2本、ピロリ菌チェック用1本)に自宅で便を取って病院へ郵送し、検査結果も郵便で帰ってくる手軽な胃・大腸がん検診です。忙しい方のために自宅でできる検診です。詳しくは病院の窓口、病院ホームページでご覧下さい。

   病院では、前立腺がんの腫瘍マーカー:PSA(採血)、肺がんのチェックに胸部CTもお勧めしています。生協組合員全体として、がんの検診率を50%以上に高め、早期発見・早期治療で健康を保持しましょう。